12月自作/初雪「作戦名『プレゼントX』」3/3
- カテゴリ: 小説/詩
- 2012/12/16 23:39:30
次の日。研究所に行くと、願望の姿は無く、ヤマモト君が一人で炬燵に入ってワイドショーを見ていた。
「おはよう」
「美木さん。おはようございます」
ヤマモト君がテレビから目を離さずに返事をする。テレビでは、一晩で数センチの雪が降り積もった街について特集が組まれたようだ。私も炬燵に入って、テレビを見る...
とりあえず、現在は活動縮小中。
次の日。研究所に行くと、願望の姿は無く、ヤマモト君が一人で炬燵に入ってワイドショーを見ていた。
「おはよう」
「美木さん。おはようございます」
ヤマモト君がテレビから目を離さずに返事をする。テレビでは、一晩で数センチの雪が降り積もった街について特集が組まれたようだ。私も炬燵に入って、テレビを見る...
これから数百年後。地球も所謂『宇宙人』の仲間になる。『宇宙評議会』入りだ。一定の科学技術や文化の成熟を示した知的生命体は、彼らと『接触』することが許されるのだ。しかし、今はまだ地球と人類はその基準を満たしておらず、『接触前』の知的生命体と位置付けられている。こうした知的生命体やその住む星を広い意味...
世間は今まさに伝記ブーム。
商業利用が許可されたタイムマシンで、過去の偉人に『実際に』密着して書かれた伝記が大ヒット中。作家志望だった私にもチャンスが巡って来た。
私は世界を救った偉人、高畑願望(のぞみ)の伝記を書くため、二十一世紀後半の日本に移動し、美木と名乗り、未来の技術を使って、彼の研究...