落ちた雪がとけるとき
- カテゴリ: 小説/詩
- 2011/12/21 00:52:48
急いで歩くあなたの腕につかまってる
離したらいなくなりそうで
今落ちた一片の雪が
ゆっくりと姿を変えていく
急いで歩くあなたの腕につかまってる
離したらいなくなりそうで
今落ちた一片の雪が
ゆっくりと姿を変えていく
いつの頃からだろう
サンタクロースが来なくなったのは
クリスマスの朝は枕元に
リボンのかかった大きな包みがあったよね
いつの頃からだろう
サンタクロースが来なくなったのは
サンタさんにお願いのお手紙書いたよね
よい子は早く眠りましょ
明日はマ...
冷たい風が
胸の中を通り過ぎる
裸になった桜の枝に
夏の忘れ物・・・
不思議な麦わら帽子
夏の思い出がたくさん詰まった帽子をかぶれば
ほら
こもれびのコテージで包まれたセミの声が戻ってくる
うわさ話なんか聞こえないさ
何年も土の中で過ごしたセミたちに元気をもらうんだ
...
ずっと先を急ぎ足で歩くあなたがいる
立ち止まり振り向くあなたがいる
はやくおいでと手を振るあなたがいる
信号が変わる
渡れるって思ってたのに
次々と目の前を通り過ぎる車の音が
二人の距離を離してる
どんどん離れてどんどん離れて
もう人の波に見えなくなりそう
見えなくなりそう
西に向かう道を走ると
眩しい光が飛び込んでくる
瞬きをしている間に
色をなくすカーテンが幾重にも重なり
寒そうな景色が現れる
一日が終わる
今日が過去になる
よかったことも
よくなかったことも