Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



「なつ・このは・こ」

少しずつ再開していきたい、です。できるかな・・・

「もう会えない」Ⅵ-2


(続き)
 私はできるだけ、朝起きて、食事を取って、洗濯をして、という普通の生活をするように努めた。  自堕落な生活を、翔と送ることは嫌だと思ったから。  その日も、翔と2人で作った炊き込みご飯を食べて、うとうとしかけた翔をソファーに連れてゆき、膝枕で寝かせていた。 ...

>> 続きを読む


「もう会えない」Ⅵ-1


       Ⅵ
 その夜、私たちは初めて身体を重ねた。  玄関ドアが閉まるのも惜しいように、翔が私の唇を奪う。外で逢っていた時にはできなかった、深い深いお互いを貪るようなキス。そのまま、私の腰を右腕で支えながら翔は奥へと進んでゆき、リビングのソファーに私は押し倒された。  翔...

>> 続きを読む


「もう会えない」Ⅴ-2


V-1の続き
 翔は再び、私を抱きしめた。 「ボクね、魂を得て体という器をもらった時、カミさまから聞かれたんだ。何を望む?って。人として、何を望んで生きていくのかってね」  翔は、何を話しているんだろう。たましい? うつわ? かみさまって? 「ボクは、こう望んだんだ。...

>> 続きを読む


「もう会えない」Ⅴ-1


       Ⅴ
 2月に入ると、翔からのLINEが一気に増えた。  1月末くらいから受験日などで、休みの日が多いのだそうだ。そういえばそうだったな、と私の方は懐かしく感じていた。翔からのメッセージは、暇だよお、とか、逢いたいよとか、そんな言葉がたくさん送られてくる。  翔はす...

>> 続きを読む


「もう会えない」Ⅳ


     Ⅳ
 翔と私は、休みの日に渋谷や原宿などで逢っていた。  その方が、会社の人間に会わないだろうと思ったから。  高校の知り合いに会う確率は高くなるが、翔は平気だから、の一言で片付けた。意外とこういうところは、頑固なのだ。  私たちは、人目を気にせず手をつない...

>> 続きを読む






Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.