その昔の私の話でもしよう。
ある所に小さな家があった、
母は農作業が好きでお人好し、
父は小さな仕事でも一生懸命やる人だった。
どこにでもあるような少しだけ幸せの夫婦の間に生まれた一人の娘がいた。
その娘が私なのだけど今は関係ないから忘れてもらっていいよ。
娘の名はたくさんの人だけではなく物にさえ...
赤髪
飢餓診
兎我身
江神
その昔の私の話でもしよう。
ある所に小さな家があった、
母は農作業が好きでお人好し、
父は小さな仕事でも一生懸命やる人だった。
どこにでもあるような少しだけ幸せの夫婦の間に生まれた一人の娘がいた。
その娘が私なのだけど今は関係ないから忘れてもらっていいよ。
娘の名はたくさんの人だけではなく物にさえ...
またこの時期がやって来る。
鬱病って程自分の中では深刻だとは思ってないし思わない。
無気力とは違う感覚。
まるで何かが足りないようなそんな気分。
何かのインクが切れたかのような、そんな喪失感。
それを1年のうちこの時期くらいになると襲われる。
「別に何が足りないとか知らないんだけどな・・・」
ぼそり...
「どうするんですか千寿さん。」
目の前の光景の前で千寿に聞いた。
壁の前には50cmから1m程開けて柵のような物が敷いてあり、
警備員も少しの間隔をあけて並んでいた。
「行けそうにないんですけど・・・」
「よし、越えるか」
そう言うと柵を飄々と登っていった。
「えっ?何してるんですか千寿さん!?」
...
「━━━というわけで今回の地域型事変は原因がわかっておらず・・・」
1週間ほど前に番組に増えたアナウンサーは淡々と言っていてまるでロボットのようだった。
ちょうど3日前に起きた地域型の事変はここらへんでは多く、
隣の家が次の日には100mと離れていたことなんて当たり前だった。
だが今回はこの市を残し...
昔から見ていた変な夢の話をしよう。 その夢の中で君が様々な人に出会い過ごす夢だ。 その夢の中の君は全く違うのにまるで自分のような気がした。 小さい頃から見ていた夢の中の君は僕と同じように大きくなっていた。 まるで過去の誰かの人生を見ているように。 小さい君は不気味なくらい笑わない子だった。 小さい...