シンコペイテッド・シンクロナイズド
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/03/25 02:13:16
彼女の心臓が動く。僕の心臓も動く。彼女の心臓と僕の心臓は完全に同調(シンクロ)して、外れることがない。
彼女の身体を僕が這う。僕自身の軌跡を残して舌がゆっくりと這う。彼女の心臓が早くなる。彼女の心音がはっきりと聞こえる。そうすると僕自身の胸も早くなる。彼女の身体を這いずり回っている僕の息も...
街の記録とどうしようもない毎日のことなど
そして小説
彼女の心臓が動く。僕の心臓も動く。彼女の心臓と僕の心臓は完全に同調(シンクロ)して、外れることがない。
彼女の身体を僕が這う。僕自身の軌跡を残して舌がゆっくりと這う。彼女の心臓が早くなる。彼女の心音がはっきりと聞こえる。そうすると僕自身の胸も早くなる。彼女の身体を這いずり回っている僕の息も...
プレゼントはいらないの。もう使えないから。
誕生日覚えていてくれてありがとう。
おれは黙った。
この部屋に赤ん坊がいたのは、いつのことなのだろうか。
彼女が部屋の電気を消した。
「・・・ごめんね」
黙って何もいえないおれに、彼女が言った。
「いや、いいんだ。おれこそ・・...
おれは峰を吸いながら、どうしたらこの状況を打開できるか考えていた。
「前から思ってたんだけど、峰って美味しいの?」
いや、いま初めて吸ったんだけどな、とおれは口の中でつぶやいた。
そういう彼女が吸っているのは両切りのピースだ。
・・・もう何も言うまい。
「疲れた?」
「いや」...
「どうしたの?黙っちゃって」彼女が言った。
このまま女に話を合わせ、隙を見て逃げるか。
そうしよう。金目のものもなさそうだしな。
「お面、取らないの?」彼女が手を伸ばしてきた。
「よ、よせ」おれは慌てて逃げた。せっかく適当に話をあわせて逃げる算段をしたのに、ここで顔を見られるのはまずい。...
全てがうまくいったと思いねぇ。
音もなく2階に登り、ドイツ製のガラスカッターが直径7.5センチの穴を開け、二重ロックでなかった幸運に感謝しながら、部屋に侵入し、懐中電灯を咥えながら物色を始めた、まさにその瞬間だった。
電気がついて、「ただいまぁ」という声がした。
なんだよ!
腰に手...