自作小説倶楽部2月投稿
- カテゴリ: 小説/詩
- 2026/02/28 22:13:53
「不運な偶然」
とある地方新聞記事『26日午前11時半ごろ、A市S町の民家で「人を殺した」と、住人の加古K男さんが電話で県警S署に通報し、自首した。警察官が駆けつけると、1階の洋室で職業不詳の赤井M太さんが仰向けで倒れており、搬送先で死亡が確認された。加古さんによれば、無人のはずの一階で物音がしたた...
「不運な偶然」
とある地方新聞記事『26日午前11時半ごろ、A市S町の民家で「人を殺した」と、住人の加古K男さんが電話で県警S署に通報し、自首した。警察官が駆けつけると、1階の洋室で職業不詳の赤井M太さんが仰向けで倒れており、搬送先で死亡が確認された。加古さんによれば、無人のはずの一階で物音がしたた...
『わたしの悪魔』
【悪魔】1.宗教上 善なる神に敵対する絶対悪2.災いをもたらす悪霊、邪神 日本ではぼんやりしている人間に憑依して心を乱す妖怪を「通り悪魔」、「通り魔」などと呼んでいた。3.悪人に対する罵りの言葉
「悪魔を祓う方法がありませんでしょうか?」探偵社の看板に「不思議現象、オカルト解決実績...
『幻の夜』
「ある人の素性を調べてほしいんです。わたしは世間では不屈の実業家、不死身の男などと呼ばれています。確かに、大学を卒業してすぐに事業を立ち上げたものの失敗し、タチの悪い債権者に追われたこともあった。そこからなんとか立ち直って、十年かけて新たな事業を立ち上げて成功者になった。よくやったと我な...
職場でお菓子が配られるのは日本の職場ではよくあることだと思う。
現在の職場でも、休み明けのお土産9割、お礼や上司からのねぎらいがたまにでお菓子をもらう。が、私はそれが苦手だ。お菓子自体は好きなのだけど、何故か忘れる。午前中にお菓子をもらっても、忘れないように机の上に置いていたのに忘れて昼食に行く。(...
『遺言騒動』
「あんまりだわ。建物を解体するなんて」興奮する母の声が聞こえた。泣いているのだろう。語尾が震えている。「確かにやりすぎだ。しかし義兄さんたちならやりそうだ。お義父さんも困った遺言をしたものだ」「エドガに残す物が無くなってしまうわ」「それは無いよ。男の子に大半の財産を継がせることになって...